金属部品はそのままでは環境の影響を受け表面が腐食し錆が発生してしまいます。
永年の使用により錆が発生してしまった部品は、本来の役目を果たせないばかりか見た目にも見苦しいものです。
金属部品の表面を腐食(錆)から守り、部品本来の役目を末永く発揮させるばかりでなく、美しい外観を保つために表面処理である塗装を行っているのです。
塗装には多彩な色調が使用されるため、その仕上がりの美しさに目を奪われる事も多いかもしれません。
しかし、どんなに美しい仕上がりも使用期間が永くなるにつれて美しい塗装が剥がれ落ちてしまっては、塗装本来の目的である金属表面を腐食(錆)から守る事が出来ないばかりか、見苦しい姿となってしまいせっかくの塗装も台無しです。
当社では、脱脂工程、化成工程(燐酸亜鉛皮膜処理)、水洗工程などの塗装前の下地を整える前処理工程を、塗装する上での大切な基礎作りの工程として位置付けており、前処理工程を重要視した工程作りをすることにより、塗膜の付着性能を向上させることで末永く塗装皮膜で部品を保護できる塗装を実現しています。